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選抜Ⅰの受験をするのかしないのか。

time 2020/09/25

8月から9月にかけての定期テストを経て、10月は三者懇談が多い時期です。前期の成績をもらって怒られたり褒められたり、生徒にとってはある意味忙しい時期です。
そして中学3年生は志望校についての具体的でリアルな選択を迫られます。それは、推薦入試・選抜1を受検するのかしないのか。そして受検してもいいのか。そういう話をする時期になりました。
成績がよいようであれば、選抜Ⅰを受けてもいいという「太鼓判」を押されます。

さて、あなたは選抜Ⅰを打診してもらえるでしょうか。

「選抜1」やりますか?やりませんか?

当然のことながら、中学3年生のあなたには、進学したい高校、志望校があります。志望校に合格できるかどうか、できるとしたらどのような方法でいくのか。いろいろと考えているでしょう。
その際、必ず通る道が、 選抜Ⅰはどうしましょうかという話です。

中学3年生のあなた、保護者のあなたであれば、きっと選抜1の合格判定方法はご存じでしょう。念のためにお伝えしておくと

当日の入試科目は、多くの場合小論文と面接。それに内申点を加えて合否判定されます。内申点は、副教科の傾斜配点はなく、すべて5段階での単純なたし算です。
中学3年生の成績は、基本的に前期まで。ただし、実際に高校側に成績を提出するのは年明けなので、12月までの成績を加味してくれる場合もあります。

小論文の採点の観点は、誤字をしていないか、主述のねじれや副詞の呼応の使い方などにおかしさはないか、内容の論理が破綻していないか、説得力があるかという部分。面接の観点は、明瞭さや自信、情熱など。
採点基準は明確ですが、学力検査とは違った「採点競技」なので、どうしても主観の部分が出たり、別の人との比較での相対評価であったりするため、これが指導を難しくします。
また、定員が選抜Ⅱ(一般入試)よりも少ないので倍率が高くなる傾向にあり、それゆえ受験に失敗する生徒が多数現れます。

ここで、大きな選択を迫られます。
選抜Ⅰを受けるようにお願いするのか、選抜Ⅰをスルーして選抜Ⅱ一本に絞るのか。

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選抜1をスルーするメリット

まずは、「選抜Ⅰを受けずにスルーするメリット」について考えてみましょう。

思いっきり選抜Ⅱの学力検査用の勉強ができる

メリットとして最も大きいのはこれです。というか、ほとんどこれだけが理由といっても過言ではありません。

正直言って、小論文の勉強には時間がかかります。小論文対策中にも学校の通常の授業は進んでいます。また、選抜Ⅰを受けない受験生は、早々に選抜Ⅱへ向けての勉強を始めており、2月上旬まで選抜Ⅰとの両立を迫られる中で別に時間をとらないといけない。

さらに選抜Ⅰ前の1月下旬には、3年生最後の学年末テストが待っており、この勉強とも両立させなければならず、『三方両立』を迫られます。

選抜Ⅰをスルーしてしまえば、この悩みは解消されます。ほかの受験生同様、学力検査用の勉強、学年末テストの勉強に集中できます。

落ちてしまったときのメンタル低下回避

もし落ちてしまったら私立入試や選抜Ⅱ、学年末試験に悪影響を及ぼしかねません。落ちたショックで勉強が手につかず、ずるずると1か月何もできなかった。そして選抜Ⅱへ。これではあまりにもリスクが高い。

もし、メンタルが弱い自覚のある生徒は、選抜Ⅰはやめておいたほうが良いかもしれません。

選抜1をスルーするデメリット

一方、「選抜Ⅰを受けずにスルーするデメリット」はどうでしょうか。

志望校挑戦のチャンスが1回減る

これがめちゃくちゃ大きいと思います。本当に無謀な挑戦をする場合は別……じゃないな、やっぱり。無謀な挑戦をするときこそ、チャンス2回で「1敗できる」状況を作りたいです。
絶対に絶対に、その志望校に行きたいなら。そして、選抜Ⅰを受けられる可能性があるのであれば。チャンスが2回あることは、絶対的な精神安定剤になります。「最悪もう1回受験可能だ」は、大事です。

学校の先生が絶対に選抜Ⅰは受検させません、というならしょうがないですがね、もちろん。「選抜Ⅰはチャンスが1回増えたと思え」ということで、これをわきまえてもらえれば、無謀だろうと何だろうと、絶対行きたい志望校なら受けておくべきでしょう。

選抜2の「予行演習」ができない

選抜Ⅰにおける最近の入試問題は、図やグラフ主体の資料の出題がトレンドです。受験者は、図やグラフを読み取って設問に答え、その後意見を文章で表現、という流れで解いていきます。
多くの学校では、基本的に文章は400字程度(原稿用紙1枚分)の作文。最近は段落構成を指定する高校が増えたため、「小論文の書き方」自体で差がつくことが減りました。

これが何を意味しているか。この出題、実は選抜Ⅱにもあります
国語は、文章や図を読み取って作文を書く問題が大問4にあります。そのままとは言いませんが、選抜Ⅰで要求される内容と、選抜Ⅱの国語で要求される内容は、大部分が重なります。だから、うちが選抜Ⅰ受検者対象に行う「小論対策講座」は、そのまま選抜Ⅱの対策にもなるんです。一石二鳥!

さらに、資料の読み取りのウエイトが大きい教科は、社会です。ですから、選抜Ⅰ対策での資料読み取り訓練が、そのまま「社会の資料読み取り訓練」を対策したことになるんです。

このように、選抜Ⅰをスルーすることでデメリットもあるんですね。

結論:胸を張って「選抜1を出してください」と言え!

学校の先生からは、先ほど「スルーするメリット」でお話したような説明で、選抜Ⅰを暗に回避させようとすることがよくあります。学校の先生は傾向として、選抜Ⅰを受けさせたくない人が多いような気がします(当社比)。

でもね。と。
私は、その志望校に行きたいと強く強く願うのであれば、選抜Ⅰという推薦入試、絶対受けるべきだと思うのです。

  • 作文は一文字も書けないので本当に本当に受けるだけ無駄です。
  • 大人とまったく話ができないので面接で相手に何も伝わりません。
  • 内申点が致命的に悪いので無駄足になると思います。
  • 落ちてしまったら勉強手につかないくらいメンタルが弱いんです。

ここまで強烈に受けたくないのであれば、意見を変えます。
でも、「いや、ここまでではありませんが…」というようであれば、なぜ、どうしても行きたい高校への大事なチャンスを、みずからの手で1回手放さなければならないのか。あなたはその高校にどうしても行きたいのではないか。

選抜Ⅰを避けたくなる気持ちはわかるんです。とてもよくわかります。
だって、入試の追い込み時期に、小論文と面接の練習に時間を使われてしまうと入試に対応する学力がつけられないかもしれない。考えたくないけど、もしも選抜Ⅰでダメだったとき、選抜Ⅱでの挽回が厳しくなるのは避けたいということを。
選抜Ⅰ否定派の先生の意見が、あなたのためを思って言っていることもものすごーーーーーくよくわかります。

私もほんの数年前までは、同じ否定派でした。選抜Ⅰはギャンブルだと。でも、そのころは、選抜Ⅰの小論文は文章主体の資料からの問題でした。ある著名な方のエッセイや論文などが引用され、それに沿ったある主張について受験者の意見を述べさせるもの。このときは、文章が読み取れたかよりも、きちんと主張を文にすることができたかを重視する問題であったため、小論文の指導は「どのようにして形式ばった文章を書くか」に視点がありました。今もこの出題であれば、否定派のままでしょう。

でも、先ほど書いたように、今は、選抜Ⅰが完全に独立したものではなくて、選抜Ⅱの勉強にもなると私は考えています。

それに、選抜Ⅰも立派な1つの入試。そんなこちらの勝手な理屈なんて無視してください。悪影響だろうがラッキーだろうが、チャンスが広がるなら手に入れて受かるように努力するのが当然です。
それなら、チャンスが少しでもあるなら、胸を張ってチャレンジしましょう。それが、志望校に向けて努力するあなたの「本気」なのだから。

それに。
絶対その志望校に行きたいのなら、合格するためにできること全部やるでしょ?
小論文が必要なら勉強しますよね?面接が必要なら練習しますよね?選抜Ⅱのための5教科の勉強も言われなくてもやりますよね?絶対に合格したいですもんね。睡眠時間削ってでもやるでしょ?(これはお勧めしませんが)

もちろん、正直言って「この生徒はメンタルが弱いから…」とか、「この生徒は選抜Ⅱのほうが力が出せるけど…」とか、選抜Ⅰに対してネガティブなことを思うことはあります。本人に伝えることもあります。

でも、選抜Ⅰを受検することを最後に決めるのは、親でも先生でもなく、自分です。落ちるリスクも、勉強が進まないリスクも、すべて踏まえたうえで、自分の責任で、自分の判断でそれが決められた中学生が、メンタル弱いわけないと私は思うわけです。

だから、本当にその公立高校に行きたいのであれば、学校の先生に、本気で「選抜Ⅰをください!」と言ってください。何を言われても、曲げないでください。その決意を固めたら、少々の苦しみは乗り越えられます。絶対に。

私は、何があってもその決断、応援します。サポートします。勉強に徹底的に付き合います。

志望校への「執念」を試される、一種の儀式です。その儀式で洗礼を受けた者のみ、選抜Ⅰは受験できるものだと思っています。

ちょっと熱くなりすぎて長くなっちゃいました。何かの参考になれば幸いです。

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変な時間に文章書いていたら、変なテンションになってよくないかもしれませんね(苦笑)

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まえはま室長

まえはま室長

広島生まれ広島育ち、広島の高校・大学を卒業して広島の塾に就職する生粋の広島人。
IKUEI個別学院歴は早10年。小学・中学の全教科授業に出ていますが、基本的には理系の講師。
「あたりまえのことをあたりまえに行う」ことをモットーに、宿題や小テスト、授業のない日のテスト勉強会などを企画しています。
趣味はスポーツ観戦。30年以上のカープファン。好奇心は旺盛。飽きも早いのが玉にキズ。心はまだまだ若手のつもりだが、体にはちょこちょこガタが来ている。