2024/03/19
ただの「暗記」ではなく
保護者面談や塾生面談で、「社会科は暗記するしかないですよねぇ」と言われることがよくあります。
皆さん、それは甘いです!
気持ちはわかります。わかるんです。
確かに社会(および理科)は、定期テスト対策としてはまず暗記して、そこから問題に進むというものが王道です。だから、暗記するしかない、というイメージはあながち間違っていないと思います。
しかし、それを捕まえて「暗記するしかない」と結論付けてしまうとまずい。
本当は、どの教科であっても、一定の暗記は必要となるのです。
国語は、漢字を覚えないと長い文章を読むことができませんし
英語だって、単語や熟語を覚えないと文章を読むことができませんし、文法の問題も英作文も解けません。
もっといえば、数学であってもある程度公式を覚えたり解き方を覚えたりしないと、実際には問題が解けません。
なのに、なんで「理科と社会は暗記科目ですよね」なんて誤解が生じてしまうのでしょう。
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「一問一答形式」問題が多いと思ってない?
「理科と社会が暗記科目である」と誤解されてしまうのは、覚えた単語や数字を書けば答えが導けるような「一問一答形式」の問題が多いというイメージからでしょう。
定期テストは基本このスタイルですし、保護者の方世代(私も含め)の広島の公立高校入試は、「どれだけ知識を覚えているかを試す問題」でしたから、そのイメージが強いのでしょう。
しかし今の公立高校入試は、「暗記すればOKの問題」なんていえません。
なぜなら、単純な知識問題は、ここ数年極端に減っていて、ほとんどが説明をするような記述問題だからです。何年に何が起きたとか、この現象の名前はこれですとか、こういった「ただ丸暗記する」勉強方法では、入試問題にはまったく対応できません。
だから、「暗記科目だから」は甘い!甘すぎる!と言わざるを得ない。
ただ単純に、「暗記すれば問題は全部解けるぜ」みたいな気持ちに頼るような勉強は今すぐやめましょう!必ず「言葉の意味」や「実験の理屈」などを理解できるように勉強してみてください。
「暗記するな」ではないですよ。
こういうことを書くと、「じゃあ暗記はせずに理解だけに集中します!」という議論に必ずなっちゃうんですけど、そういう話ではないです。
暗記「だけ」、理解「だけ」というような、二者択一のお話ではなくて、どちらもうまくバランスをとって勉強しなければなりません。
そりゃ、『鎌倉幕府』という言葉は覚えないといけませんし、『都道府県の名前』は覚えてないとしんどいですよ。
でも、『瀬戸内は比較的雨が少ない』というのは、暗記することではなく、地形を考えてみれば明らかです(地形の知識は暗記しないといけないかもしれません)。
こんな感じで、どこを覚え、どこを理解すべきかを明確にして、勉強していくべきですね。
それがわからないから困ってる?
いやいや、それはあなたの勉強の「量」がまだまだ足りてないですよ。
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