2024/03/19
効率の良い勉強法には落とし穴がある
「効率の良い勉強法」ばかり追い求めると、勉強は破綻します。
「今より楽をして同じ効果を得ること」を考えているうちは、効率よりも量を重視して勉強をするべきですね。ある程度頭打ちになったり、いくらなんでも時間がかかりすぎたりする場合は、「同じ労力で大きな効果を得る」ために、効率の良い勉強法を行います。
でも、「困ったらとにかくやろう」という気持ちは常に持っておかなければ、勉強に向けて手が動かなくなります。だから、量をこなす訓練はしておくべきですね。
関連記事
実はダメなんです。効率の良い勉強ばかり追い求めたら。
勉強はとりあえず「量」一択
効率化の方法
勉強が進んだら、効率化を考えます。
効率化の方法としては、①解く量を減らすと、②解く時間を減らすの2つが考えられます。
解く量を減らすこと
解く量を減らすと言っても、単純に減らすとただ単に演習量が減少して効果が薄くなります。これは意味のない改革。だから、解く量を減らすときに重要なことは、解いた1問からいかに多くの知識・改善点をあぶり出せるかに意識を集中させることです。
問題を1問解きました。答え合わせをしたときに、
・この問題の「急所」(=解くためのカギとなるもの)はどこにあるのか
・この問題の「類題」にはどのようなものがあるか
・この問題で登場した用語・単語をきちんと覚えているか
・正解だった場合は、別の解き方で解けないか確認
・不正解だった場合は、どこでつまづいて、どうすればよかったのかを確認
というようなことをチェックします。可能な限り、1問から思い出せることを洗い出します。大したことじゃなくてもいいです。不安があれば、「たし算合ってるかな」ということでも。そうやって、知識を再確認して、次の問題へ。
こうすることで、解く問題数は減っても、確認する知識はいままでと変わらないか、むしろ増えているくらいだと思います。
解く時間を減らすこと
一方、解く量を(ほとんど)同じにして、解く時間を減らすためには、時間配分への意識を高めることが挙げられます。
今まで、がむしゃらに量をこなしてきましたが、長時間量をこなすがゆえ、もしかしたら途中で中だるみして、無駄な時間を使っていたかもしれません。
それを確認する意味でも、いままで解いていた時間の8割くらいに時間を制限して、一気に解き切る訓練をします。
これをすることで、無駄時間がカットされ、短時間でメリハリのついた勉強が可能になります。結果、解く時間を減らせるというわけ。
どちらにしても、今までと頭の使い方は変わりません。むしろ、今までと違った部分の頭を使っているかもしれませんね。
勉強の仕方が変わるので、気分転換にもいい効果が出そうです。
もちろん、「どうもイマイチ成果が出ない」と困ったら、いろいろ手を変え品を変え試してみるべきですね。
それでも困ったときは、量をこなす勉強に戻す。
量をこなす勉強は、すべての基準だということをお忘れなく。
IKUEI個別学院西条校への問い合わせはこちらから!
問い合わせフォームはこちらにありますので、こちらからお問い合わせください。
48時間以内にまえはまがご返信いたします。