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定型文で作文を書きすぎないこと

time 2020/12/27

「私は~と考える。なぜなら…」

作文・小論文を書く上での定型句みたいなものです。

もちろん、お分かりだとは思いますが、これに必ずはめ込まなければいけないわけではありません。
でも、うちの中3生たちに作文を書いてもらうと、どうしてもこの定型句から離れられなくなってしまいます。

定型句(フォーマット)って大事です。
新聞の記事は、毎日膨大な量生み出しています。だから、書き方には型があって、記事を書く人は、その型にあてはめて書いています。
私みたいなブログの記事でさえも、だいたいのフォーマットがあります。変な話、それに当て込むだけみたいなこともあります。内容は違えど。

これは悪いことではありません。定型なしに、毎回オリジナルの書き方をすると、とてつもなく時間がかかります。私くらいのんびり記事を更新する場合ならまだよいでしょうが、新聞記者さんは毎日何記事も書くわけですから、時間がかかるのは致命的です。
また、記事のクオリティの差がとんでもなく大きくなってしまいます。ある書き方はとても内容が伝わりやすいのに、違う書き方では何を書いているのかさっぱりわからない。定型を使わないと、記事によって深さが変わってしまうんです。
だから、考えをきちんと相手に伝えるために、必要な要素は定型句にちりばめられます。

ただ、この定型は、毎回必ず使われているわけではありません。定型を崩したほうがいい、崩さないといけない場合もあります。定型にこだわることによって、回りくどくなったり、何が言いたいのか見えにくくなる場合があるからです。

例えば、表題の「私は~と考える。なぜなら…」。
考えに対する理由が2つ以上ある場合は、この型を使うと書きにくくなる場合があります。また、理由がさらに別の論へつながる場合も、書きにくいです。

ほかにも、文章の最初と最後には意見を書く、という定型もあります。これもまた、最後は「呼びかけ」のように終わった方がいい問題もありますし、すでに2段落構成でまとめないといけないと指示される場合もあります。

もちろん、これを考えるのは、ある程度定型で作文が書けるようになってからです。
広島県でよく出題される200字作文に対応できるように、まずは定型文で練習し、そこから文章をより読みやすくする「定型外し」の訓練もしましょう。

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