2024/03/19
定着度合いの件
同じ教材、同じ勉強時間であったとしても、生徒によって定着度合いはまちまちです。
すぐに吸収して、覚えられる生徒、解けるようになる生徒もいれば、解けるようになるまで、覚えるまでに時間がかかってしまう生徒もいます。
長いこと記憶にとどめられる生徒もいれば、次の日には忘れちゃったという生徒もいます。
そんなとき、「うちの子はもしかして記憶力ないんかな」とか「うちの子は頭が悪いんじゃないか」と感じてしまうことってありますね。
保護者の方によっては、「私のせいで…」みたいに思ってしまう方もおられるかもしれません。
大丈夫です。誰が悪いわけでもありません。
悪いとしたら、その勉強の取り組み方かもしれません。
集中できてないから、定着しない。おお、それはあり得そうです。
でも、だから「集中して勉強しろ!」は、声かけレベルとしては低いでしょうね。
子どもさんのようすを少しだけ見てみるとよいです。
スマホやタブレットを触っています。「勉強時間だけは、ちょっと預かろう」というのは効果的かもしれません。
景色を見ています。「カーテンで隠しとくか」、そんな方法もアリかもしれません。
私が自習のとき(授業外での)生徒に向けて気をつけているのは、できるだけ声を発さないことです。
質問も受け付けません、この時間は。声を発すると、つられて声を発したくなる子どもって、結構います。「集中が途切れた」は、3割くらい言い訳でしょうが、7割は事実なのだろうと思います。
だから、質問は自習の休憩もしくは授業内で消化します。
100人生徒がいれば、100通りの答え、もっとそれ以上の答えがあります。
「定着しない=頭が悪い」ではないです。(そもそも「頭が悪い」ってなんだよっていう。)
集中できていないから、定着しないは、あくまでも一例です。集中できてなくても頭に入っちゃう生徒もいます。
お子さんは、どういうタイプなのか、いろいろ観察したり質問したりするのもおもしろいと思います。
そんな時間ないよ!という方。ぜひ一度、IKUEI個別学院に相談してください。
「ヒント」くらいはお持ち帰りいただけると思いますので。