2024/03/19
IKUEI個別学院西条校では、5月25日(土)に英検を実施します。
2024年3月19日現在、英検の受検者を受け付けておりますので、興味のある方は下の問い合わせフォームからお問い合わせください
せっかくなので今回は、このページを閲覧してくれたすべての「英検の受検をする人たち」に向けて。
英検を受検する意義とは
これを語ります。
「英検って、取って何か意味ありますか?」と質問されることってよくあります。
どのような意味があるかは、人によってとらえかたはさまざまですが、取る意味、受検する意味は、もちろん大アリです。
英検は、立派な「資格」である。
英検は、入試の出願のとき、『持っている資格』として書くことができます。
漢検にも数検にも言えることですが、高校入試には「3級」から、大学入試には「準2級」から書くことができます。
4級も5級もあるのに、なぜ3級から?と思われるかもしれません。
これは、英検や漢検、数検が「その級をもっていれば、その水準の力をもっていることを証明しますよ」というものだからです。
例えば、英検3級が「中学校修了程度の英語力」をはかるための検定であり、3級をもっている=中学校修了程度の英語力をもっていることを(一応)証明できたといえます。
広島大学の場合、準1級をもっていると「大学での一般的水準の英語力がある」と認定されて、共通テスト(1次試験のようなもの)の英語は満点扱いになります。
現段階で、英語に関しては大学生と同じ力があるから、当然共通テストくらい高得点取れるだろう、という風に受け取ってくれる、ということですね。
だから、英検は取っておくほうがよいといえるでしょう。
英検は、合格判定の出るテストの予行演習である。
英語検定は、合否がはっきり出る資格試験です。
英語の資格試験には、TOEICやTOEFL、GTECというものもありますが、これらは合否ではなく、得点によって実力を判断するものです。
どちらが良い悪いではありません。戦略と受け止め方が変わるだけです。
英検は、合否がはっきり出るので、「合格するため」の戦略を練る必要があります。
英検は、前半にリーディング(3級以上はライティング)、後半にリスニングが行われます。
リスニングはどの級もだいたい25~30分で行われます。リーディング・ライティングは、級によって25分~90分と、大きく変化します。
リーディングの問題をさらに分けると、前半にいわゆる文法・語い、後半に対話文や長文読解が控えています。3級以上は、最後にライティングで英作文の問題があります。
リスニングは、基本的に2回読み上げですが、2級以上で「1回しか読みません」という設問が登場します。
どのブロックが得意で、どのブロックが苦手か。
時間が短くできるところ、時間をかけてじっくりやるところ、場合によっては飛ばして運にかけるところ。
こういうことを考え、その対策をすることが大事です(うちの英検対策講座は、こういったことを考え、対話しながら、対策を立てて実行します)。
これを考えることが、まさに『来たる受験に向けて行う戦略』というわけです。
とにかくがむしゃらに前に進みます!がんばります!でも、悪くないです。全然悪くない。
しかし、多くの人は、がむしゃらはどうしても時間がかかりすぎてしまいます。だから、ある程度は効率的に、一度対策を決めてしまったらそこからはがむしゃらに。こういった体験をできるのも、英検を受ける意味になると思っています。
英検は、英語の勉強に対する目標地点である。
英検を、模試のように通過点としてとらえることもできます。
入試で英語が重要なのはわかっている。だから、早いうちから英語の勉強をしたい・させたい。
英語って、きちんとやろうと思ったら時間がかかるものなので、勉強開始はできるだけ早いほうがよいです。
しかし、いざ英語の勉強を始めたとして、それを『なんの目標もなく』ただ続けるのは、結構難しいです。
英語それ自体に興味や楽しさを見つける、とは言いますが、なかなかそう簡単にいかないのも事実。
そこで、一つの通過点・目標として英検を利用すると良いと考えます。
英検にチャレンジする上での注意事項
英検は、受検料がかかります。それゆえ、「受からなかったら意味がない」と、受検を避ける人も多くいます。
でも、その考えはぜひ捨てていただきたいです。
先ほども書いたとおり、英検には勉強の目標地点という意味合いがあります。この勉強は、今後英語学習を続けていく上で、土台となります。だから、勉強してきたこと自体が否定されるものではありません。
もちろん、その級で合格をしなかったということは、「級のレベルには到達しなかった」ということなので、その面では無駄に終わってしまったかもしれません。ただ、英検は入試とは違います。入試は基本一発勝負ですが、英検は年に3回(今年度はあと2回)あります。どこかで受かれば、その級の英語レベルに到達しました、ということです。
だから、合格しそうにないという理由だけで、英検の受検から避けるのは、あまり得策じゃないなぁという気がしています。
無謀なほど高い級を狙うのは、あまりオススメはしません。でも、「受かりそうになったら受けます」は、もっとオススメしません。きちんと勉強して、合格する気持ちが強い級を、しっかりチャレンジしてくださいね。