2024/03/19
スマホはとても便利です。
出先でも、「今から帰るね」と保護者の方に伝えることができますから、安心です。やり方次第では、GPS機能を引っ付けて管理できるかもしれません。
(そこまでする?といっても、身を守るためにはそこまでしないといけない時代なのかもしれない、とたまに考えます。)
ネットさえつながっていれば、わからないことをすぐに調べることができます。「これどういう意味?」は、「スマホで調べてみたらいい」と伝えてもいい時代になりました。
電話番号を知らなくても、SNSでつながることも可能になりました。LINE電話は無料なので、つなぎっぱなしで3時間も4時間も、なんてことは今の中高生には当たり前のこと。
友だちと長電話して、翌月の電話代をめぐって親に死ぬほど怒られていたのが懐かしいです。
だから、情報社会のこの世の中、スマホなしで生きていくことは、少し考えにくいことになってきました。
それゆえ、『スマホとのかかわり方・向き合い方』がとにかく大切だということは言うまでもないです。
スマホは猛毒でもある
スマホは便利なものなので、逆にいえばこれに大きく依存してしまいます。
私が改めて語るまでもなく、スマホ中毒一歩手前・もう沼にはまってしまっている中高生は、山のようにいます。
ここからの考え方はご家庭によってさまざまで
「スマホにはまるといけないから、スマホは持たせない」
「スマホにはまるといけないから、スマホは外に持ち出させない」
「スマホにはまるといけないから、スマホに通信機能を持たせない」
「スマホにはまるといけないから、スマホを使うときのルールを明確化する」
などなど。
何かしらの対策を講じなければ、せっかくの時間が溶けていきます。
スマホとの付き合い方
私自身は、スマホをお子さんに持たせること自体に抵抗はありません。
便利なものとして利用すればいいかなと思っているので。
ただ、何かしらの規制・条件・ルールはやっぱり必要だと思います。
利用範囲はどのくらいか・アプリのダウンロードはどこまでするか・SNSはどのように運用するか
何をすれば条件を開放するか・条件を厳しくするか・いつ使ってよいか・いつまで使ってよいか
など、考えておくべきことはたくさんあります。
宿題をするときは保護者の方に預ける、夜10時以降は触らない、充電はリビングで行う、LINEはしていいけどそれ以外のSNSは使わない、土日だけ持ち出してよい、ルールを破ったら1日使わせない…
理想は、保護者の方とお子さんで話し合いをした上で、お互いが納得できる落としどころに落ち着かせるのがよいです。これがご家庭のルールになるので。
でも、じっくりお話をするほど時間が取れない場合もあると思うので、ある程度は保護者の方が責任をもって決めていく方法もありかと思います。ルールを締めすぎると反発しますし、緩すぎるとルールの意味をなさなくなります。
この辺りは難しいですよね、正直。
一発でみんなが納得のいくルールや条件を付けることはなかなか大変なので、何度かやってみながら、ラインを上下させてみるのがいいかなと思います。
親子だとこういう話のとき大喧嘩になるんです…という方はぜひお声がけください。その話し合いの場に座っておくことは可能です。
ご家庭のことですから、私がガンガン口出しすることは基本的にありませんが、行き詰ったときの意見くらいでしたら出すことはできますので。