2024/03/19
成果が出始めた中3生の話
ある中3生の男の子の勉強の成果が数字に現れるようになってきました。
勉強のしかたが
夏休み明けくらいからとてもよくなってきて
それによって身についた力を表に出せるようになってきたのが
大きな要因かなと思います。
その内容は
「問題を解く⇒答え合わせをする⇒間違えた原因と正しい内容を書き出す」
というもの。
彼は、最後のステップ
間違えた原因と向き合うことにどうしても抵抗がある生徒でした。
「間違えたのはミス!」「覚えてなかった!」と
簡単に決めつけてしまう。
だから、次も同じところで間違えてしまう。
これのくり返しでした。
何とも向き合っていないのに、「オレは頭が悪い」
口に出したり態度に出したり。
違う。
あなたは、頭が悪いのではなく「自分の弱点ときちんと向き合えていない」
これを何度も何度も伝えました。
最近、ようやく自分と向き合うことに慣れ、目に見える形の成果も出てきた。
「頭が悪い」って、ホントは思ってないでしょ?
このタイプの生徒は、正直言って多いです。
自分の弱点や欠点ときちんと向き合っていないのに
自分は頭が悪い、記憶力がない。
私からしてみれば、その言葉で一生懸命自分と向き合うことと逃げているだけ。
頭が悪いとか記憶力がないとか
そういう議論をする土俵にすら実は立っていないのだと考えています。
というか、ホントはそんなこと思ってないでしょ?と。
「やらなければ自分がダメなことはバレない」みたいな。
だから、心の中では、授業中であれ質問時間であれ
もっと言えば面談中でさえ
「頭が悪い」という発言を聞くたびに心が沸騰してしまいます。
そうなったときは、深呼吸をして(笑)
きわめて冷静に、「そうじゃないんだよ」と伝えてあげるようにしています。
そして、しつこくやることを伝える。
声を荒げるのが私の仕事ではないので(笑)
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