2025/07/09
6月は多くの学校で定期テストが行われる時期です。
塾でも、生徒たちの表情が少しずつ引き締まり、「そろそろ本気を出さないと」という空気が教室に流れ始めています。
学年が上がるごとに、生徒たちのテストへの意識は確実に高くなってきています。
中学1年生の頃は「とりあえず受ける」という感覚だった子が、学年を重ねるごとに自分なりの準備や目標を持ち始める。
その変化を、日々の様子から感じることができるのは、指導者としての大きなやりがいのひとつです。
テスト前に成績を伸ばす生徒には、いくつかの共通点があります。
まずは「わからないところを素直に質問できること」。そして「自習時間をしっかり取ること」。
そうした行動が、最後のひと伸びにしっかりつながっていきます。
反対に、伸び悩む生徒には、「提出物や学校の課題に追われて、自分の学習が後回しになってしまう」という傾向が見られます。
直前になって焦り出し、やみくもに問題を解くのですが、実際には暗記すべき基礎事項をしっかり固めることのほうが、点数には結びつきやすいのです。
焦っていろんな教材に手を出すのも、よくある落とし穴です。
お子さんがもし「何をやればいいかわからない」と混乱しているようであれば、今ある課題や塾の教材を1つ1つ丁寧にやりきることを意識していただけると安心です。
そして、保護者の方にお願いしたいのは、テスト前だからといって、特別な対応をしすぎないこと。
「早く勉強しなさい」「大丈夫なの?」という声かけは、かえって子どもを不安にさせることもあります。
大人がいつも通り接してくれることが、子どもにとっては一番の安心材料になることもあるのです。
塾では、テスト直前の生徒に対して「何ができるようになったか」を具体的に伝えるようにしています。
「ここまで覚えたね」「この問題はもう大丈夫だね」と言葉にしてあげることで、生徒自身が自信を持てるようになるからです。
ご家庭でも、できるだけ焦らず、普段通りの環境を整えていただければと思います。
子どもたちは意外と、自分なりにしっかり考えて前に進んでいます。
その姿を、どうかあたたかく見守ってあげてください。
