2025/07/09
定期テストが返ってくるこの時期、多くの生徒が点数を見て一喜一憂します。
「今回は怒られるかも」「これなら褒められるかも」──そんなふうに、保護者の反応をとても気にしている子も少なくありません。
けれど、私たち講師の目線で見れば、点数はあくまで“ひとつの結果”にすぎません。
もっと大切なのは、その点数の“背景”に何があったのかを一緒に見ることです。
私はいつも、生徒の答案を見るときには
「どこで手が止まったのか」
「何を解いているときに、どんな書き方をしていたのか」
そんな細かい部分を丁寧に観察するようにしています。
なぜなら、同じ点数でもその中身には大きな違いがあるからです。
たとえば、前回は全く解けなかった単語が今回はしっかり書けていた。
あるいは、計算がスムーズにできるようになっていた。
そういった“成長の証”を見逃さず、まずはきちんと褒めるようにしています。
そのうえで、「ここは惜しかったね」「ここだけは次回に向けて直したいね」と、
課題をひとつだけ明確に伝えることを意識しています。
保護者の方にも、ぜひお願いしたいのは、結果そのものだけで判断しないことです。
お子さんがどんな準備をしてきたのか、どんな気持ちで取り組んでいたのか。
そのプロセスに目を向けて、どんなに小さなことでも、できたことを見つけて認めてあげてください。
私たち人間は、やはり「褒められると嬉しい」ものです。
それが次のやる気につながることも多いのです。
テストで落ち込んでいる生徒には、私もなるべく明るく接するようにしています。
ときには一緒に悩んだり、沈んだ気持ちを共有したりすることもありますが、
基本は、元気に、明るく、「大丈夫、ここはできてたよ」と声をかけます。
それが、生徒たちの中の“次に進む力”になると信じているからです。
点数は確かにわかりやすい評価です。
けれど、その裏側にある「できたこと」「あと一歩のこと」に目を向けることで、
お子さんの学びはもっと豊かに、前向きになっていきます。
どうか、このタイミングだからこそ、“数字の奥”にある成長を一緒に見つめてみてください。
