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2020年度広島県公立入試の結果分析と対策

time 2020/06/17

2020年度広島県公立入試の結果分析と対策

昨年度の入試の分析を行います

先日、昨年度の公立高校入試データが発表されました。

平均点とともに、得点の分布など、さまざまなデータが載っているので、興味がありましたら広島県教委のホームページでどうぞ。

広島県教育委員会のホームページへ

「選抜(II)・帰国生徒等の特別入学に関する選抜」内の、「一般学力検査の結果の概要」という部分がクリックできます。

今回は、このデータをもとに、私なりの分析と対策について公開したいと思います。ぜひ参考になされてください。

国語

平均点は、26.5点(前年度23.6点)となり、約2点の上昇となりました。

国語は、勉強をはじめてすぐに得点アップが期待できる教科ではないことは、周知の事実かと思います。
そのため、直前まで国語で頭を抱えている受験生って少ないです。そして気づいたときには手遅れ。そんな生徒が多いのではないかと推測します。

現在の、大問4つ構成の入試になってから、すべてのカギは最後の作文です。実に10点の配点が割り振られます。国語の配点の2割を占め、全教科の中でも最高配点です。

時間の関係で作文に手が出せず、ここの得点が0点になると、どんなにがんばっても国語では40点以上取れません。
また、難しいとされていた前年度のテーマでさえ、部分点を含めて7割の受験生が得点を取っています。

つまり、ここで得点が取れないとライバルに大幅な差がついてしまいます。

となると、国語の入試対策勉強で大事になるのは、ズバリ「時間配分」
最後の作文問題に時間が残っているかで、国語の得点が決まるといって言い過ぎではないと思います。
そのためには、何はなくとも「どれだけ文章を速く読むことができるか」にかかっています。読書の量は、ここでもしかしたら生きてくるかもしれません。

でも、私の中でもっと重要なのは、
「どれだけテーマに沿った知識を持っているか」です。

これも、幅広い読書をすれば身につくと思いますが、自分から幅広い教養のために読書をする中学生はそう多くありません。

そこで、大人の出番。
簡単なところから行くと、本の紹介。学校の教科書の題材や問題集の題材をもとにした本の紹介ができそうですし、保護者の方であればご自身の仕事にまつわる本でもよいでしょう。また、問題から派生していろいろとお話されるのも効果的だと思います。
可能であれば、入試分析をし、そのテーマに合わせた問題をひたすら解き続ける、なんて地道な作業も大切です。

あとは、作文力です。
これについては、入試に近いテーマの訓練は直前に行うとして、普段は「文章を書くこと自体が苦にならないようにする」ため、時間をとって簡単なテーマの作文を書く作業を続けるとよいでしょう。

いずれにせよ、最後の作文まで解ききることが、
志望校合格への「必須条件」として、努力していただきたいと思います。

社会

平均点は、22.0点(前年度21.6点)となり、ほとんど平均点が変化しませんでした。

一時期の「記述問題大偏重」時代は過ぎて、記号や用語問題が少し増加傾向。記述も、その場で考えてというよりは、どちらかといえば覚えたことを少しひねって書くというイメージで、そういう意味では解きやすくなったといえます。

ただし、「暗記すればなんでも解けるぜ!」というように単純ではありません。公民の問題がその典型です。

ここ数年の入試傾向により、『広島県は記述が多い』という認識は多くの生徒・保護者の方に浸透して、「社会は暗記でしょ」という固定観念は、以前に比べて薄まったという実感があります。これについては、よい傾向かな、と思います。
しかしながら、今度は「社会は記述ばっかりだから用語の暗記は必要ない」という風に言い始める生徒が、少なくとも私のまわりには増えてきました。
そしてお分かりの通り、それもまた「NO!」です。

「暗記だけできれば社会はOK!」もちがうし、「暗記なんてしなくても社会はOK!」もちがう。
入試勉強はバランス。「暗記して、それを問題で出せるようになったら社会はOK!」が、私は正解だと思っています。
なので、まず勉強すべきは一問一答。これで重要な用語を頭に入れます。

記号問題には、「すべて選ぶ」問題がいくつかあります。あいまいな知識による「消去法」が利用できない問題も多々あります。暗記もバカにせず、ていねいにやりましょう。

例えば、定期試験勉強をうまく利用して、各単元の勉強を一つ一つていねいに身につけましょう。夏休みや冬休みに復習させる機会がありますが、一度授業・学習した範囲の用語をただ覚えるような機会はほぼありません。一期一会の精神で、出会った知識はその「一発」で吸収するように考えるべきです。
復習するときに「やったっけ?」と思うよりも「やったような気がする」という気持ちになるだけで、頭に残る割合が上がって、より効率よく復習できます。

もう1つは、学校で使っている教科書や資料集をよく読んで、書いてある文や図を見て、「なんで?」を積み重ねることです。
実際、今年度の問題には、
「なぜケニアは茶の生産量が多いのに消費量が少ないの?」
「なぜ防人が九州に置かれたの?」
「なぜ消費税を導入したの?」

のような問題が出題されています。
暗記のメドがある程度ついた段階で、この辺りをどんどんツッコむことが、重要だと思います。

数学

平均点は、28.2点(前年度21.0点)となり、7.2点の大幅上昇となりました。

数年前は、広島県の数学は全国的にみても難しいものでした。これは、日常生活への活用型問題(前年度と今年度については大問3と4の問題)が「今までに見たことがないもの」だったからだと推測しています。
しかし今年度は、大問3と4の正答率が明らかに上昇しています。
これは、2つの大問が「今までに見たことがないもの」にならなかったからだと考えます。
なぜ、今までに見たことがないものにならなかったのか。それは、他県でこういう問題がよく出題されるようになってきたから、です。対策がしやすくなったからです。

日常生活への活用型問題は、来年度以降も継続して出題されることはほぼ間違いありません。したがって、定期的にこの手の活用型問題は解く必要があります。教科書、問題集、過去問集などあらゆる手段を利用して、解きましょう。

私は、『令和3年度の入試は、ここ数年の揺り戻しが来る』と考えています。ですから、受験生にそれを頭に受験勉強をする必要があると思います。

そのために、大問1と2の小問集合問題の対策が欠かせません。
活用型問題は、単元が進まないと解けないものが存在するので、優先順位としては、小問集合を意識した対策が先。たくさん解いて問題に慣れる必要があります。早い段階からコツコツと、準備させておくことをオススメします。

理科

平均点は、28.6点(前年度23.3点)となり、約5点の上昇、5教科の中では最も平均点の高い教科でした。

ここ数年続いていた、「ワンテーマで突き進む」タイプの問題群からは大きく後退して、1つの大問に複数テーマを放り込んだ問題群となっているものが多いです。そのため、広い知識を要求しています。

広島県の理科は、総じて「知識量<<情報処理技術」でしたが、今年度の問題に限って言うと「知識量>情報処理技術」となっているように感じます。情報処理技術とは、ここでは、グラフや表をいかに読み取るかという技術だと思ってください。
したがって、「一問一答形式問題をどれだけていねいにこなし、それを過去問などの問題でどのくらい確認してきたか」で差がついたように思います。

理科の点数を上げるのであれば、まずはひたすら「一問一答訓練」です。これがある程度形になれば、タイミングを見て、解答から問題を作る「逆一問一答訓練」、ワンパターンでよく聞かれる「パターン記述訓練」、あとはよく出る「計算訓練」に移行させます。

過去問は、年が変わってから一気にこなすことがオススメです。まずは、「一問一答」。そこから始めれば、いい結果が生まれるのではないかという、私の考えでした。

英語

平均点は、23.9点(前年度21.3点)となり、約2点の上昇でした。一昨年の平均点に近づきました。

英語は国語同様、中1生からの積み重ねがものすごく重要な科目です。受験直前に英語を必死で勉強する必要があるようならば、もうその時点で上位校は大変厳しいといってよいでしょう。
そういった意味で、英語は受験直前ではなく、中1・中2のうち、および「今」が勝負です。
今のうちから新しく出てきた英単語をコツコツ覚えること。新しい文法事項を徹底的に分析してマスターし、「なぜその文の作りになるのか」をきちんと理解しておくことが、公立入試突破に大事なことです。

「入試が長文だけだから英文法は無視してもよい」という考えは、危険なので辞めるべきです。文法が理解できていないと、長文を間違えて読み取ることがあり得ます。すべて反対に意味を考えてしまい、解答がすべて逆になる、なんて悲劇を起こさないために、文法はきちんと理解しましょう。

あとは、「グラフを読み取っての割合の計算」の訓練です。これを苦手にする生徒が多いです。これは、小学生時代の割合・比の理解不足が原因です。

割合が本当に苦手だという認識があるのであれば、プライドを捨てて小学校のドリルから復習しましょう。そこまでしないとしても、グラフの読み取り方はどこかで総復習しておくことが大事でしょう。これは、国語や社会の情報処理問題にも使えるので、集中して解く必要があります。少し手を出してみてはいかがでしょうか。

まとめ

コロナの影響で、学校の授業が1か月~2か月遅れています。
他県では、入試範囲縮小の動きが進んでいますが、広島県ではこの動きはないと考えています。(理由はこの記事で詳しく解説しています
ですから、上の分析・対策を参考にして、入試突破に向けてがんばっていただければと思います。

IKUEI個別学院西条校は、上の分析をもとにして、皆さんの受験勉強・入試対策のサポートを進めてまいります。

ご期待ください!

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まえはま室長

まえはま室長

広島生まれ広島育ち、広島の高校・大学を卒業して広島の塾に就職する生粋の広島人。
IKUEI個別学院歴は早10年。小学・中学の全教科授業に出ていますが、基本的には理系の講師。
「あたりまえのことをあたりまえに行う」ことをモットーに、宿題や小テスト、授業のない日のテスト勉強会などを企画しています。
趣味はスポーツ観戦。30年以上のカープファン。好奇心は旺盛。飽きも早いのが玉にキズ。心はまだまだ若手のつもりだが、体にはちょこちょこガタが来ている。